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夫の死亡時より実はリスクが高い!?専業主婦の保険・死亡保障を考える

バフェッサ

家庭を持っている方は、死亡時や万が一に備えて保険に加入していますよね。

保険加入については最近では『不要論』もありますが、わたしは貯金がない家庭ほど適切な保障・保険が必要だと考えています。

わが家ももちろん必須。

  • 入院や手術をしたとき
  • 働けなくなったとき
  • 亡くなってしまったとき

など、万が一を想定して保険を選びますよね。

この保障の中心になっているのは、たいてい夫(大黒柱)だと思います。

保険を考える主婦

わたしは専業主婦だし、旦那に何かあると生活ができなくなっちゃうから・・・

この考えはとってもわかるのですが、わたしは妻に何かあった時の方が家計は恐ろしくピンチになると思うんですよね・・・。

小さい子供を残して妻がいなくなったら?

その後の生活のことをシミュレーションしたことありますか?

この記事が大黒柱だけじゃなく『夫婦の万が一』について、考えを変えるきっかけになれば嬉しいです。

夫婦の保険・保障について考える

今回シミュレーションしているのは

  1. 医療保険
  2. 死亡保険

この2種類の保険についてです。

期間については、どちらかが欠けると困る『小さい子どもがいる場合』としています。

まさに今のわが家のと同じ状態。

関連記事:管理人『こはる』の自己紹介と家族構成

これから約20年。

子供が成人するまで支出の多い、万が一のために保障も厚くしておきたい期間ですね。

加入中の保険については「30代夫婦の保険料と保障内容」にまとめています。

医療保険編:夫婦の入院・手術のとき

まずは病気やケガなどで、入院・手術が必要になったときについて考えてみましょう。

この場合、加入したい保険は「医療保険」です。

わが家のシミュレーションなので

  • 会社勤めの夫(社会保険加入)
  • 専業主婦の妻
  • 未就園児の子ども

といった家族構成で考えています。

夫(大黒柱)が入院した場合

夫が入院・手術となれば、ほとんどの方は仕事を休みます。

考えられる金銭面への影響は

  • 収入の減少
  • 入院費
  • 手術費
  • そのほかの雑費(食べ物・衣類・テレビカードなど)

ただし、社会保険に加入している方が有休を消化し規定の日数を超えれば、給与の約2/3『傷病手当金』を受け取ることもできます。

傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。

全国健康保険協会より

出社できないからと言って全くの無収入になるわけではありません。

ですが、パートや自営業など国民健康保険の場合「傷病手当金」制度がないため家計へのダメージは大きくなります。

専業主婦・パート主婦が入院した場合

夫が入院した時と同じく

  • 入院費
  • 手術費
  • そのほかの雑費

これらの費用に加えて考えなくてはいけないことが

  • 子どもの預け先
  • 家族の身のまわりのこと

働かれている奥様だと世帯収入も変わってきますし、夫が家事ができない場合はその点も・・・頭を悩ませることになります。

実家が近ければ頼ることもできますが、そうでない場合『夫が主婦業をになう』ことになるので仕事へも影響がでます。

保険に悩む主婦

えっと・・どれくらい影響出てくるんだろう・・

こはる

うちの状況を例に考えてみますね!

まず、残業・早出ができなくなるので夫の給与が5万円以上減少します。

出社するためには一時保育を利用することになり、1日3,000円ほど(要予約)。

休むとなれば有給消化、それ以上なら会社規定によりますが収入減少は免れなさそう・・・。

家事が全くできないので、食費もかなり高くなると想像できます。

子どもは病院側が個室で寝泊まりを許可してくれる場合もありますが、その場合は差額ベッド代などで自己負担額が増えますね。

入院費については、個室か大部屋かで費用(差額ベッド代)が変わってきます。

差額ベッド代は健康保険の対象外のため、全額自己負担となります。
ただし、大部屋が空いていないなど病院側の都合で個室になった場合は3割負担ですよ。

これらを考えるとどうでしょうか?

夫が入院した時よりも『専業主婦の私』が入院した場合の方が、考えることも多いし、出費がかさむと思いませんか?

社会保険に加入している旦那様なら社会保障があるので、ちょっと金銭面苦しい〜!くらいで済む気もしてきます。

※もちろん精神的な負担ははかれないので、当記事ではあくまでも金銭面だけで比較しています。

困ったときにどんな制度があるか
\ 社会保障もプロに教えてもらおう /

死亡保険編:夫婦どちらかの死亡時

家族構成は先ほどと同じで『死亡時』について考えてみます。

共通の出費として

  • 葬儀代・供養代(180万ほど)
  • 当面の生活費(半年から1年分)

葬儀代については私自身の経験から、実際にかかった金額をあてています。

夫(大黒柱)の死亡時

当面の生活費に関しては

  • 現在の家計から夫にかかっている費用を引く
  • 現状より増える費目

これらを合わせた金額が予想される支出になります。

夫名義で住宅ローンを組んでいれば、団信保険で免除になる可能性が高いので住宅費は0円。

そして夫の収入が無くなるので、これを心配される方が多く「生命保険」に加入しますよね。

ですが国の制度があるのはご存知ですか?

一定の要件を満たしていれば『遺族基礎(厚生)年金』というものがあります。

遺族年金は、国民年金または厚生年金保険の被保険者または被保険者であった方が、亡くなったときに、その方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金です。
遺族年金には、「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」があり、亡くなられた方の年金の納付状況などによって、いずれかまたは両方の年金が支給されます。

引用:日本年金機構より

支給額は以下の要素で人によって違いますが

  • 年金の種別
  • 今までに納めていた額
  • 期間
  • 家族構成

子供がいればだいたい月10万円以上になるはずなので家計はかなり救われます。

こはる

年金は年を取ってからのものと思っている方、それは間違い。
若くして何かの事情で働けなくなった時や死亡時にも「年金の支払額・期間」が重要視されますよ。

所得制限以下なら「児童扶養手当(いわゆる母子手当)」や「母子医療」などひとり親への支援制度も適用されます。

どうでしょうか?

わたしはここまで考えたとき、親子ともに健康であれば金額的なものだけをみると路頭に迷うことはないと感じました。

※あくまでも金額だけをみたシミュレーションです

専業主婦・パート主婦の死亡時

これがわたしの場合だと社会保障が薄いので、金銭的に困りそうなんです。

まず住宅ローンを組んでいる場合、夫名義になるので支払いが続きます。

先ほど書いた「遺族基礎年金」は同じく要件を満たしていれば支給されますが、厚生年金の上乗せ部分がないので夫の死亡時より少ない額です。

もちろん父子家庭もひとり親支援は適用されますが、支給の判定は前年度所得で判断されます。

前年なんてバリバリ働いている時期なので所得制限を超えてしまう人が多いかもしれません。

さらに私が死亡したことによって無くなる支出って、夫よりも微々たるものなんですよね(笑)

参考までによければ家計簿もご覧くださいね。

あとは入院した時と似ていますが、家計のやりくりができない分、支出は今より大幅に増えると予想しています。

毎日、節約自炊なんておそらく無理でしょう。

ずっと男社会で生きている夫が、母・主婦の役割もこなさなくちゃいけなくなると・・・今までのような仕事はできなくなります。

そうすればお給料は下がりますし、転職も考えなくてはいけません。

収入は激減して、支出は激増してしまうと夫婦で同じ考えになりました。

あなたのおうちはどうでしょうか?

小さい子を残して妻がなくなった場合、意外とわが家と同じようなシミュレーションになるかもしれません。

保障は働き手に手厚く手厚く・・・と思ってしまいますが『万が一がご自身に起こった時のこと』を夫婦で想像してみるって大事ですよ。

話しにくいお金のことは自宅で相談
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保険相談をする前に考えておくこと

保険相談する前にできるだけ明確にしておくと良いのが『何に対してその保険に加入するか』 です。

FPさんはお話が上手なので、不安をあげればキリがなく全て必要に感じてしまいます。

保障は欲しいけど、支払えるお金には上限があります。

たとえ『今』その金額を払えたとしても、払込みが終わるまでに家計が苦しくなって解約となれば損でしかありません。

本当に今、自分が必要としていることの軸がぶれないように

  1. なんのために必要な保険か
    (例:学資・妻の医療保険・夫の死亡保障見直し)
  2. 目的をカバーする金額はいくらか
    (満期200万円・日額5,000円・死亡時500万円)
  3. いくらまで無理なく払えるか
    (児童手当分・月額3,000円・年払い10万円など)

最低限この3つは書き出しておきましょう。

わたしたちも保険の加入時には、たくさん悩み、考えて無理のない金額・程よい保障にしました。

わが家が加入している保険とその保障、支払額についてはこちらを参照してください。

>次男の保険は『ソニー生命の学資保険
>長男の教育資金用は『低解約返戻型
>夫婦の保障詳細は『各保険に加入した理由

喪主を経験して思うこと

わたしはFP3級は持っているものの、保険業界のことなんて知らない素人主婦です。

当記事に書いていることは、あくまでもシミュレーションで起こらないかもしれないし、これ以上に大変なことがあるかもしれません。

ただ、先ほど書いたように20代で家族を亡くし喪主を務めたことがあります。

その時にどれだけの心労と、休む間もなく追い打ちをかけるように大金が必要になるかを経験しました。

実際にそういうことになると、葬儀屋さんの勧める通りにしか考えが働きません。

安いプランは・・・これを削って・・・なんて時間も、雰囲気もありません。

むしろ日本人特有でしょうか?

いろんな関係性・世代間の考えがある中で出来ないのも実情です。

当時、子供はいませんでした。

それでも絶望から立ち上がるまで、かなりの時間とお金が必要になりました。

今は何にかえても守らなくてはいけない子供がいます。

家族みんなが笑って暮らせるのが1番ですが、万が一のことが起こったとき「お金の心配」を後回しにできるよう整えておきませんか?

長い人生のスパンで考えて最低収入・最高支出になっても払える金額設定をしておきたいですね。

FPと一緒にライフプラン表をつくって、家族会議するのもおすすめですよ!

わが家の保険関連記事

すべて保障内容・加入した理由や流れをまとめています。
保険に悩んでいる方の参考になると嬉しいです😊

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