先日、1年ほど利用した『ロリポップ』から『ConoHa WING』にサーバーを変えました。
きっかけは右肩上がりだったPVが、3月のGoogleコアアップデートで激減したからです(笑)
そのほかに・・・複数サイトを1つのサーバーで運営していることや、画像の多いサイトでもあるため、管理画面の重さも気になってきました。
これは今がチャンスなのだと奮起して移転!
ConoHa WINGの特徴や魅力だと感じた点は「ConoHa WINGへサーバー移行!登録手順と特徴を解説」の記事にまとめました。
この記事では、登録手順とサーバー移行のやり方・注意点・その後の設定を解説します。
パソコン知識のほぼない主婦が、失敗しやすいと言われる『ロリポップ→ConoHa』かんたん移行に1回で成功した手順をすべて記載しました。
- ロリポップからの移転に迷っている
- かんたん移行が気になる
- 表示速度を上げたい
- 初めてでも出来るか不安な方
少しでもお役に立てれば嬉しいです(*^^*)
前提条件がちがえば手順も変わるかもしれません。
わたしのサーバー移転時の状況はこのとおりです。
- ロリポップを利用中(残り1年)
- ムームードメインを使用
- ドメインはそのままで移転のみ
- メインサイト(こはらいふ)かんたん移行
- サブディレクトリ(こはろぐ)で手動移行
ConoHa WINGの登録は3分で完了
まずは契約しましょう!
といっても、11日間のお試し期間があるので最初は料金が発生しません。
と、あまり気を負わず行いました。
- ステップ1プラン選択
申し込むプランを選択して【お申し込み】をクリック。
この先でプランを選択する場面があるので、うっかり間違えても進んで大丈夫です。
わたしはベーシックにしました。
- ステップ2情報入力
ご自身の情報を
法人名(あれば)
氏名
性別
生年月日
国(日本が選択されています)
郵便番号/都道府県/住所
アドレス
パスワードすべて入力したら【次へ】すすみます。
- ステップ3SMS認証
本人確認のためSMS認証、または電話認証をします。
SMS認証の場合、スマホにとどいたコードを入力して【送信】してください。
- ステップ4支払い方法の選択
サーバー利用代の支払い方法を
クレジットカード
ConoHaチャージ
ConoHaカードいずれかを選んでください。
- ステップ5好きなドメインを決めて最終確認
プランの最終確認をし、好きな英数字を『初期ドメイン』として決めます。
プラン:契約するものを選択
初期ドメイン:好きな英数字を入力
サーバー名:入力されています間違いがなければ【追加】をクリックしましょう。
これで登録は完了。
管理画面に入れるようになったので、事前準備をしてサーバー移転へすすみます!
もっと詳細を知りたい方は「ConoHa WINGの特徴と魅力」も合わせてお読みください。
特にConoHaは『学割』があるので、学生・教員の方は少しお得になりますよ♪
事前準備
サーバー移転前の事前準備リストです。
- データのバックアップを取る
- 画像のデータは別にとっておく
- プラグインの停止
- コンテンツキャッシュ
- .htaccess の中身をコピー
- WAFを無効にする
- WordPressからのログアウト
特に一部のプラグインは、かんたん移行を邪魔してしまう恐れがあるので必ず停止して下さい。
当サイトで利用しているプラグインの、停止・稼働していたものもリストアップしています。
バックアップ
バックアップは『BackWPup』か『FTPソフト』を使って行います。
BackWPupプラグインについては『サルワカ』さんの記事をご覧くださいね。
FTPソフトの使い方にはこちらの記事で解説してくださっています。
プラグインの停止
キャッシュ系プラグインはすべて停止しました。
SiteGuard WP Plugin
Autoptimize
BackWPup
Advanced Ads
Lasy Load
不具合のでる恐れが高いのは『SiteGuard WP Plugin』『WP Super Cash』だそうです。
そのほかに入れているプラグインはこのとおりです。
コンテンツキャッシュ
コンテンツキャッシュも一応。
ロリポップ管理画面から『サーバーの管理・設定 >コンテンツキャッシュ』をひらきます。
ご自身のドメインを選択して『WP >キャッシュ削除』をします。
.htaccess の中身をコピーしておく
ドメインを変えない場合、必要ないかもしれないですが念のため『.htaccess』というファイルに書かれているコードをコピーしてメモなどに保存しておきます。
サーバー管理画面から『サーバーの管理・設定 >ロリポップ!FTP』にすすみます。
FTP画面が開くので『.htaccess』を探してクリック、ファイルを開いてコピーしておきます。
WAFを無効にする
WAFとは外部からの攻撃を守る、アプリケーションに特化したファイアウォールです。
これがかんたん移行に影響を与えないように、構築が完了するまで切りました。
『セキュリティ >WAF設定』をひらきます。
対象ドメインの『設定変更 >無効にする』をクリックし、設定状態が【無効】となればOKです。
反映までに5~10分かかるので、時間が経ってから作業をはじめてください。
構築が終わりしだい【有効】にするのを忘れないでくださいね。
キャッシュ削除・.htaccessをコピー・WAFを無効にしたら、サーバーからログアウトします。
WordPressからのログアウト
最後にWordPressからもログアウトしましょう。
これで準備完了!
かんたん移行に挑戦します(*^^*)ノ
かんたん移行
かんたん移行の流れはこのとおりです。
- ドメインの登録
- 動作確認URLを設定
- アプリケーション(WordPress)のインストール
- 待ってる間にFTPアカウントの作成
- アプリケーションの構築が完了したらドメインのDNSを変更する
- DNSが完了したらSSL化する
- SSL化
時間がかかっても、あせらないことが鉄則です。
新しくユーザー名・パスワードを設定する箇所もあるので、忘れそうな方はメモなど用意しておいてください。
かんたん移行ができない人
かんたん移行ができないサイトもあります。
以下のサイトは移行できません。
・ WordPressのバージョンが3.8.5より古いサイト
・ PHPのバージョンが5.3より古いバージョンを利用しているのサイト
・マルチサイト機能を使用したWordPress
・ダッシュボードログイン時に二段階認証(ロボット認証)を行っているサイト
・プラグインインストール時にFTP情報を必要とする設定のWordPress
・WordPress.orgからの移行
・ダッシュボードから画像投稿が出来ないサイト移行元のサイトにて以下のプラグインを利用している場合にエラーとなる可能性がございます。
・Yet Another Related Posts Plugin
・WassUp Real Time Analytics
・WordPress Popular Posts
・wp slims stat
・Broken Link Checker
・count per day引用:かんたん移行ご利用ガイドより
あてはまる方は手動移行になります。
手順は「手動でサーバー移転する方法」をごらんください。
ドメインの登録
ConoHaの管理画面にログインして『サーバー管理 >ドメイン』をクリック。
ドメインの管理画面の右上にある「+ドメイン」を選択すると、入力画面が表示されます。
- 新規ドメイン追加:サイトのドメイン
- 無料独自SSL:利用しない
入力したら【保存】をクリック。
動作確認URLを設定
DNS切り替え時に確認するためのURLを設定します。
他のサーバーから移行する際、仮のURLを発行し、DNSレコードを切り替える前にWebサイトの表示を確認することができます。
『サイト管理 >サイト設定』を選択。
このとき移行するドメインが表示されているか確認してください。
もし、違うドメインになっている場合は【切り替え】をクリックして変更しましょう。
【基本設定 >操作確認URL >ON 】の手順で選択すれば完了です。
アプリケーションのインストール
次にアプリケーション(WordPress)をインストールします。
『サイト管理 >サイト設定』を選択。
右上にある『+アプリケーション』をクリックして入力欄を開きます。
入力したパスワードはメモしておきましょう。
アプリケーション | WordPress |
---|---|
バージョン | 4.9.10/5.1.1 使いやすい方を選択(5.1.1推奨) |
WordPressかんたん移行 | 利用する |
サイトURL | wwwあり/wwwなし 現在のサイトURLに合わせて選択 |
移行元ユーザー名 | WordPressのログイン名 |
移行元パスワード | WordPressのログインパスワード |
データベース名 | 好きな英数字 |
ユーザー名 | 好きな英数字 |
パスワード | 英数字と記号の組み合わせ |
新たにデータベースを作成するため、移行元サイトのデータベースと一致する情報を入力する必要はありません。
すべて入力し【保存】を押すと、インストールが開始されます。
インストールが始まると【ステータス】の欄が構築中になるので、稼働中に切り替わるまで待機します。
WordPressにログインしたり、ロリポップのFTPソフトをいじったりしないで下さいね。
データ量が少なければ時間はかからないみたいですが、半日かかった方もいらっしゃいました。
参考までに、100記事程度の当サイトは30分ほどで【稼働中】にかわりましたよ。
FTPアカウント作成
構築中にConoHaのFTPアカウントをつくっておきます。
『サーバー管理 >FTP』にすすんでください。
右上にある【+FTPアカウント】をクリックして
- ユーザー名
- パスワード
- 接続許可ディレクトリ:すべて許可
これらを入力して【保存】します。
ネームサーバーの変更
無事にWordPressの構築が完了したら【稼働中】に切り替わります。
かんたん移行に失敗したら、ここでエラーがでることが多いようです。
ネームサーバーの書き換え前に『動作URL』に表示されているリンクをクリックして、新サイトの表示がおかしくないか確認できます。
問題がなければ『ネームサーバーの変更』をドメインを購入したサイトで行います。
『ドメイン管理 >ネームサーバー設定変更 』にすすみ、対象のドメインを選択。
コントロールパネルで【GMOべポパ以外のネームサーバーを使用する】にチェックをいれ
- ネームサーバー1:ns-a1.conoha.io
- ネームサーバー2:ns-a2.conoha.io
- ネームサーバー3:ns-a3.conoha.io
上記をコピーして貼りつけ【ネームサーバー変更設定】をクリック。
設定を変更しましたと言う画面がでたら完了です。
すぐに反映されるわけではなく、早くて数十分~数日かかる場合もあるようです。
焦ってもどうにもならないので気長に待ちましょう(*^^*)
独自ドメインのSSL化
サイトの移行が完了してもURLは【http://】になっていると思います。
DNSの変更がサイトに反映されたらSSL化(https://)しましょう。
『サイト管理 >サイトセキュリティ >無料独自SSL >ON』に。
ONにしてもSSL化はすぐには完了しません。
設定がおわると【利用中】の表示がでるので、また数時間~数日待ちます(*^^*)
以上で『かんたん移行』自体は完了です!
かんたん移行が終わってからやること
サイト自体は移行されましたが、細かな設定ができていませんでした。
こはらいふで起こったことを例に対処法をまとめたので、参考になれば嬉しいです。
サイトURLの変更
『ダッシュボード >設定 >一般』の順にひらき
- WordPress アドレス (URL)
- サイトアドレス (URL)
この2つのURLが『http:』になっていたら、『s』を加えて『https:』にします。
トップページ以外が表示されない
トップページは表示されているのに、記事やカテゴリにアクセスするとエラーがでるなら
『ダッシュボード >設定 >パーマリンク設定』の順にひらいて、なにも変更はせず【保存】します。
内部リンクは『Search Regex』で一括置き換え
SSL化が完了して【利用中】と表示されても、ドメイン横に鍵マークがでない場合があります。
これは内部リンクや、アップロードしている画像のURLが『https://』になっていないため。
手動でやると思うと卒倒しそうですね。
内部リンクは『Search Regex』というプラグインを利用すれば一括で置き換えができますよ(*^^*)
使い方はこちらの方の記事を参考にさせて頂きました。
内部リンクだけじゃなく、記事内のショートコードや文字列を変換できるのは便利!
知っていて損のないプラグインです。
ロゴ・ウィジェットを手動で書き換え
『Search Regex』のおかげで、固定トップページ・記事URL・カテゴリ・記事内の画像は『https://』になりますが
- サイトロゴ
- ウィジェット(サイドバーに表示しているもの等)
これらはプラグインでは訂正されません。
鍵マークのでないページで、Chromeなら『右クリック >検証 > Console』の順にデベロッパーツールが開きます。
画像やサイトロゴなどは再設定、または再アップロードを。
ウィジェットは手動でURLを書き換えます。
Pz-LinkCardがSSL化にひっかかった場合
外部リンクをかわいいカード型にしてくれる『Pz-LinkCard』
もし、このプラグインがSSL化に引っかかっている場合、設定を変更します。
インストール済みのプラグインから『Pz-LinkCard >設定 >内部リンクの設定 >サムネイル』の順にすすみます。
【サムネイル】の欄を【直接取得する】に変更して保存してください。
手動でサーバー移転する方法
手動移行は従来どおりの方法です。
- かんたん移行がうまくいかなかった
- かんたん移行ができないサイトにあてはまる
という方は、こちらで試してみてください。
わたしもサブディレクトリのサイト(こはろぐ)を手動でおこないました。
- バックアップをとる
- 移行プラグイン『』は旧版を利用する
- 画像のバックアップはFTPソフトで
- 念のためキャッシュ系プラグインも停止
- WordPressからのログアウト
事前準備~ドメインの登録
事前準備・ドメインの登録・動作確認URLの設定までは、かんたん移行と同じです。
旧版『All-in-One WP Migration』でインポート
データを移行するために『All-in-One WP Migration』というプラグインを使用します。
これには新旧版があり、旧版を以下からダウンロードしてください。
新版が30MBしか引っ越しできないのに対し、旧版は512MBまで可能だからです。
管理画面からプラグインを探すと新版なので注意。
ダウンロードしたら『プラグイン >新規追加 >プラグインのアップロード >ファイルを選択 >今すぐインストール』の手順で追加します。
有効化したら【メディアをエクスポートしない】にチェックをして、【ファイルにエクスポート】をします。
メディア(画像)は容量が大きすぎるので、FTPソフトで引っ越しさせましょう。
画像のバックアップをとる
画像のバックアップは、FTPソフトでおこないます。
『wp-content>upload>保存年月』が表示されるので、これをローカルへ移動します。
引っ越し作業以外でも
という方は、覚えておきたい工程(*^^*)
年別・月別に保存されているので便利ですよ!(わたしは今回こういう作業して知りました)
アプリケーションをインストール
ConoHaの管理画面にもどって、アプリケーションをインストールしましょう。
ドメインの登録はかんたん移行の画面と同じです。
【WordPressかんたん移行】の欄を【利用しない】にして保存します。
かんたん移行しない場合、アプリケーション構築はすぐ終わります。
FTPソフトで画像の移行
かんたん移行の『ETPソフト』と同じ手順でアカウントをつくります。
新しいWordPressには、データを移行する前に必ず画像ファイルを先にいれてください。
ConoHaのサーバーを開いて、ローカルに保存していた画像を『wp-content>upload>保存年月があった箇所』にうつします。
新しいWordPressにデータを移行
画像データをうつしたら『All-in-One WP Migration』旧版を再びダウンロード。
エクスポートしていたファイルをインポートします。
ちょっと時間がかかりますが、画面の指示に従ってすべて終わるまで触らないようにして下さいね。
ネームサーバー変更・SSL化・各種設定
ここまで問題なく完了すれば
- ネームサーバーの変更
- SSL化
- 各種設定
- 細かな不具合の対処
かんたん移行と同じように、これらを行っていきます。
もし、つまづきすぎてどうにもならなければ・・・ConoHaのサポートへ問い合わせてみましょう。
メール(24時間受付)、電話・チャット(平日10時~18時)で対応してくださいます。
・「よくあるお問い合わせ」、「ガイド」などをご活用ください。
・サービスの状況につきましては、メンテナンス・障害情報・お知らせもご確認ください。
・なるべく具体的にご記入ください。
コンピュータの機種・ ご利用のOSやブラウザ・メールソフト・エラーメッセージや日時などは、サポートさせていただくうえで重要な情報になります。
お客様に関する情報は、当社「個人情報の取り扱いについて」に同意の上、ご入力ください。一部抜粋:各種問い合わせページより
ConoHa WINGかんたん移行まとめ
という感じで、初めてのサーバー移行が終わりました(*^^*)
かんたん移行の手順と、もう1度読みたい項目があればタップするとジャンプします。
手動移行のやり方は「手動でサーバー移行する方法」へ。
移転完了から5日経ったサイト速度はこのとおりです。
数字もそうですがなにより体感速度に驚いています。
画像のアップロード・文字入力の速さが、段違いにはやくなりました。
ちょうど移行を始めた日に『JIN』の高速化アップデートもあり、とっても快適です。
移行はアクセスの少ない夜間(23:50)に開始しました。
100記事ほどの小規模な当サイトで、かんたん移行にかかった時間は
- 構築:25分
- ネームサーバーの変更:2時間
- SSL化:翌日のお昼には完了(その間に就寝)
- こまかな設定:調べながら1日
不具合も対象できるよう、ゆっくりと日数・時間が取れるときにあせらず行うといいかもしれません(*^^*)
こま切れにしか時間が取れない方も、WordPressを立ち上げやすいような解説サイト『こはろぐ』も運営中です。